工藤元(kudogen)公式 映画・ドラマ評論家

工藤元(kudogen)。1990年生まれの31歳。大阪府在住。 映画・ドラマが大好きで、年間200タイトル以上を視聴しています。工藤元(kudogen)公式では、私が実際に視聴した映画・ドラマを、あらすじ・ネタバレでご紹介。感想・解説・評価もあわせてご紹介します。

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ドラマ『ホームカミング』シーズン1エピソード3「可視化」あらすじネタバレ登場人物伏線解説Amazonオリジナル『Homecoming』

投稿日:2020年5月18日 更新日:

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング Homecoming』シーズン1エピソード3「可視化」のあらすじをネタバレで、伏線ストーリー、結末ラスト、登場人物と人間関係、感想や評価を詳しく解説しています。

※全シーズン全エピソードのあらすじ(ネタバレ)、製作・監督・俳優キャストについては別記事で詳しく解説しています。

『ホームカミング Homecoming』全シーズン全エピソードをあらすじネタバレで解説。登場人物・人間関係、キャスト、結末・ラスト、感想・評価も紹介

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング Homecoming』各エピソードのネタバレあらすじ

シーズン1

シーズン1の各エピソードについては、他の記事で詳しく解説しています。

シーズン2

  • シーズン2エピソード1「」
  • シーズン2エピソード2「」
  • シーズン2エピソード3「」
  • シーズン2エピソード4「」
  • シーズン2エピソード5「」
  • シーズン2エピソード6「」
  • シーズン2エピソード7「」
  • シーズン2エピソード8「」
  • シーズン2エピソード9「」
  • シーズン2エピソード10「」

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング』シーズン1エピソード3「可視化」のネタバレあらすじ(概要)

※ネタバレであらすじを紹介しています。未見の方はご注意ください。

ウォルターとシュライアは受付の隙をつき車のカギを奪ってホームカミングを脱出します。街にたどりつき人影がないのを不審に思い、シュライアが近づいてきた男性の懐中電灯を拳銃と見間違えて取り押さえますが、結局シュライアの勘違いでした。

アンソニーは、以前と態度がまるで変わり仕事人間になったハイディに愛想をつかし家を出ます。ハイディとコリンはウォルターとシュライアについて話し合い、シュライアは退所・ウォルターは残すことにします。2人はシュライアの行動の理由は投薬している薬の問題と認識していますが、ウォルターはいい治験者としてテストを続けようとしたのです。

トーマスは国防総省のデータベースからハイディの履歴書を見つけ、退職日がウォルターの退所日と同じであることを発見し、何か関係があるのでは?と疑いを持ちます。

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング』シーズン1エピソード3「可視化」のネタバレあらすじ・伏線・ストーリー(詳細)

※ネタバレであらすじを紹介しています。未見の方はご注意ください。

ウォルターとシュライアの外出

トーマスは国防総省のPCからクレーム情報を照会しています。一度、調査を終了する意味の「私は徹底的に調査した」「個人的にこの結論は正しいと確信する」と入力しようとしますが、思い直して、データベースにあるガイストグループの雇用記録から、ハイディの記録を検索します。ファイル保管箱452と検索結果が出てきます。

トーマスは席を立ち、ファイル保管庫に向かいます。途中でマネージャーの脇を通りますが、一度調査は終了と言われているので、目を伏せてやり過ごします。ファイル保管庫には莫大な紙データが保管されています。目的のファイル保管箱452を見つけ取り出します。

場面はガイストグループ「ホームカミング」に戻ります。ウォルターとシュライアが外出して飲みに行こうとします。ウォラウターがシュライアに「俺に任せろ」と言い、受付の女性と1人で交渉します。「退屈なので街に出たい」と言うと「外出届を出す必要がある」と言われ、受付の女性が席を外します。

その隙にシュライアが受付からカギを掴み取り、外のバンに向かい走り出します。「何してるんだ!」とウォルターは追いかけます。「ただ外出届を出すだけだ」と言いますが、シュライアは「外出届なんか無いんだよ。お前は残れ、俺は行く」と告げます。ウォルターは逡巡しますが、シュライアを1人で行かせる訳にいかず結局バンに乗り込みます。

バンは2人を乗せて走っていきます。辺りはいつのまにか夜になります。ずいぶん長い間走ってきたようです。シュライアはFMラジオを操作しますが、何も聞こえてきません。後ろから1台の車が迫ってきてクラクションを鳴らし、2人に緊張が走ります。しかし気のせいだったようで、車は普通に追い抜いて行きます。

車はフロリダナンバーでした。ウォルターがそれを指摘すると、シュライアは「軍はアリゾナに北アフリカの町を作った。匂いまで真似た完璧なものをね。フロリダだって作れる!」と反論します。ウォルターは「ここはフロリダだし、これは支援プログラムだ」と説得しますが、逆にシュライアは「ハイディも怪しいから信頼するな」と警告します。

シュライアとウォルターは街に着きます。「これは演習なんだ。俺たちを国内に配属するための」シュライアが言います。2人は車を降りて街を歩きますが、人っ子一人いません。ウォラウターが靴店を見つけノブを回すと、街灯が一気にあたりを照らします。1人の男が拳銃のようなものを持って近づいてきたので、シュライアは「武器だ」と言い襲いかかります。しかし組み伏せられたのは警備員で、拳銃と思ったのは懐中電灯でした。シュライアの勘違いだったのです。

ウォルターは施設に戻り、微笑んでハイディと面談しています。「すまん、今は笑える」「心配したのよ」「休日出勤させて悪かった」ウォルターは説明します。老人が多い街で夜は静かだったのと、男は元海軍だったので自分たちが帰還兵だと言うと怒らなかったようです。「老人を怖がらせバカをやった。でもシュライアには良かった、ここがフロリダだって納得したんだ」

ウォルターはシュライアに罰があるようなら考慮してくれと言います。「彼をかばいたいの?」と聞かれ、ウォルターはシュライアとの関係について話をします。「2人で旅行して長い時間を移動して過ごす。その間、車の中で何を話す?どんな面白い人間も退屈になる。でもその退屈な時間こそ、人間の本質が分かる。隠せないんだ、戦地ならなおさらだ」ウォルターはハイディの怪訝な様子を見て「恋人と車の旅をしたことないんだ?」と言います。ハイディはしばらく考えますが「恋人はいたけど・・・経験ないわ」と言います。

アンソニーとの破局

ハイディは家に戻ると、パートナーのアンソニーが荷物をまとめています。アンソニーは「君は働き詰めで何をしているか分からない。仕事しか頭にない。僕らは愛し合っていたのに、考え方が違うようだ」ハイディは「分かったわ。それが最善ね」と冷たく答えます。アンソニーは思いがけない反応に「結論を急ぐことはない」と言います。

その時ハイディに電話がかかり、アンソニーは「出ないでくれ」と携帯を取り上げますが、ハイディは「返せ!」と強く言い、アンソニーを睨んで「もう終わりよ。荷物をまとめて出ていって」と告げます。アンソニーは悲しい顔をします。電話はコリンからでした。コリンは娘の誕生日パーティで、顔に落書きをされて遊んでいます。

コリンはシュライアへの対応についてハイディに聞きます。「退所させたんだよな?」「少し様子を見ようかと・・・」「待たなくていい。典型的な第5週の症状だ。妄想、衝動を抑えられない」「でも薬の投与を止めるともっとひどい事がおきるかも」「心配しなくていい」「薬の中断は危険よ、前に見たでしょ。家に返すとパニック障害とかが起きる可能性がある」「心配するな、それは私たちの仕事じゃない。クルーズも帰せ」2人はシュライアの行動の原因が、投薬している薬にあると推測できているようです。

「クルーズを帰すの?」「そうだ、車を盗んで警備員を殴った」「それは違うわ。報告書をちゃんと読んで」「彼は妄想症だ」「彼は友だちを助けようとしただけです」「俺は反対だ」「それは分かりますが、彼は有効性を『可視化』するチャンスよ。クルーズのデータは極めて論理を強力なものにできる。それに彼の事を報告書に記載すれば、そこからの劇的な進歩を証明できる」コリンは「可視化」という言葉に納得してウォルターを残す事に同意します。

「全員昼食時に薬を残さず飲んでいるか?」コリンが聞きます。「もちろん」「疑うんだ。半数は偽薬も飲んでないはずだ。食堂での投薬に問題があるのかもしれない。不十分なら夕食時にも投薬しよう」「反対です。深刻な過剰投薬の恐れがあります。混乱を招き技能を奪うし・・・」「技能を失うだと?」「そうです、機能障害が起きる」「それは問題だな・・・」

コリンの家の方から、ハッピーバースデーの歌声が聞こえてきます。「まずい、バースデーケーキの時間だ」コリンは慌てて家に戻りますが、コリンの妻は娘の誕生日会に仕事の電話をしていたコリンを呆れた様子で見ます。電話を切り、ハイディはため息をつきます。ふと家を見るとアンソニーが悲しそうにこちらを見て手を振っています。

ハイディの退職理由

場面は現在に戻ります。ハイディはレストランでアンソニーと会います。老けた様子のアンソニーは「前職は辞めた、大勢リストラされたからね。今はパーソナルトレーナーをしている」と言います。「タンパはどう?」と聞かれ、ハイディは実家に戻ってウェイトレスをしていると言うと、「辞めた?仕事一筋だったのに」とアンソニーは驚きます。ハイディは「もっといい別れ方があったんじゃないかと思いなおしたの。あなたにはもう過去の事だろうけど」と言います。アンソニーは「いや、忘れてない。連絡くれて嬉しいよ」と答えます。

「あの頃私はどうだった?」「仕事以外は無関心に見えた。上司と絶えず電話して・・・そう、コリンだよ」「私は何か精神的におかしい様子はなかった?」そう言われたアンソニーは少し怒って言います。「君の仕事について僕の記憶を探りに来たのか?聞いてないから安心しろ」ハイディはアンソニーをなだめますが「君は僕をガキ扱いして何も話さなかった。なぜ僕を呼んだ?」と言われます。

「起きた事を話したくて」「2人の?」「そうよ、何ヶ月か付き合って・・・」「ふざけるな、ほぼ1年だ」ハイディは記憶があいまいになっています。「そうね、私が職を得た時は一緒に引っ越してくれた。それから・・・最後は?あなたはどう感じた?」「そうだな、僕たちはもう終わってた。ただ話したかったよ、でも上司に邪魔された」「コリンね」「なぜ他人のように言うんだ?あんなにしょっちゅう電話してたのに?」「それが・・・・覚えてないの。私が覚えているのは、引っ越したこと。それだけ」

トーマスは、ハイディに関する沢山のファイルを箱から出しては1つずつ見ています。終わったらバツ印をつけた付箋を箱に貼っていきます。なかなか有意義な情報が見つかりませんが、トーマスはハイディの履歴書を見つけます。退職日が2018年5月15日と記載されています。ウォルターの記録を見返すと退所日と同じ日です。トーアスはハイディの退所日にマーカーします。さらに、ハイディの退職理由「入院」とウォルターの退所理由「不品行/暴力」を見て、何か関係があるのではと感じます。

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング』シーズン1エピソード3「可視化」の感想・評価・解説

物語は着実に進んでいきます。『ホームカミング』では例えば『24トゥエンティフォー』のように観ていてびっくりするような展開やドンデン返しはあまりなく、予想した通りの物語が淡々と進行しながら、その裏側にある登場人物の行動の理由や、考えの背景が丁寧に描かれていきます。サスペンスとしても若干弱い感じですが、ヒューマンドラマとしてはとても良質だと思います。

さて謎解きとして、ひとつはコリンとハイディがプロジェクトとして進めている「何らかの薬の投与による人間をコントロールするプロジェクト」の謎が少しずつ明らかになってきました。まだ劇中ではその薬が何なのか明確には語られていませんが、国防総省にプレゼンするようなことから、おそらく兵士の感情のコントロールに使えるような薬だと思われます。

このプロジェクトで明らかになりつつあるのが、その薬はガイストグループが製造していておそらく承認されることにより莫大な利益を生み出すだろうということ、ただし、投薬途中で被験者が妄想したり衝動を抑えなくなったりする副作用があり、過去に何か悲惨な事件が引き起こされただろうということです。

なお、本エピソードのタイトル「可視化」は、コリンとハイディがこのプロジェクトを国防総省にプレゼンする際に、その有効性を明確に示すことができるという意味になります。2人が被験者の健康を優先せず、プロジェクトのデータを取ることを優先したので過去に何かの事件が起こってしまった(さらにこれから起きる?)という事でしょうね。

もうひとつ、ハイディの記憶障害の謎については、謎解きまではいきませんが、アンソニーとの生活まで忘れていることが明らかになり、ハイディも退職後に何か外部から記憶を失うような処置がされたことが暗示されます。はっきりとは描かれませんが、おそらくシュライア達と同じような薬を投与されたと推測できます。

一方でサブ・ストーリーではハイディとアンソニーの関係が、あっさりと終了しました笑 最後はアンソニーが情けない感じですが、良い人と描く感じだとこういう方がしっくりきますね。ハイディは、ガイスト社で働きだしてから人が変わってしまったようですが、実はこれも薬が関係するのかな?と思わせる展開ですね。

次エピソードは外出して事件を起こしてしまったシュライアがどうなるのか、それに伴い、彼と部隊が一緒で濃密な時間をともに過ごしてきたウォルターがどういう反応を見せるのかという展開がどう描かれるか楽しみですね。

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