工藤元(kudogen)公式 映画・ドラマ評論家

工藤元(kudogen)。1990年生まれの31歳。大阪府在住。 映画・ドラマが大好きで、年間200タイトル以上を視聴しています。工藤元(kudogen)公式では、私が実際に視聴した映画・ドラマを、あらすじ・ネタバレでご紹介。感想・解説・評価もあわせてご紹介します。

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ドラマ『ホームカミング』シーズン2エピソード1「人間」あらすじネタバレ登場人物伏線解説Amazonオリジナル『Homecoming』

投稿日:2020年5月22日 更新日:

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング Homecoming』シーズン2エピソード1「人間」のあらすじをネタバレで、伏線ストーリー、結末ラスト、登場人物と人間関係、感想や評価を詳しく解説しています。

※全シーズン全エピソードのあらすじ(ネタバレ)、製作・監督・俳優キャストについては別記事で詳しく解説しています。

『ホームカミング Homecoming』全シーズン全エピソードをあらすじネタバレで解説。登場人物・人間関係、キャスト、結末・ラスト、感想・評価も紹介

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング Homecoming』各エピソードのネタバレあらすじ

シーズン1

シーズン1の各エピソードについては、他の記事で詳しく解説しています。

シーズン2

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング』シーズン2エピソード1「人間」のネタバレあらすじ(概要)

※ネタバレであらすじを紹介しています。未見の方はご注意ください。

ジャクリーンは湖の上のボートで目覚めます。携帯を落としてしまった上、記憶がなく自分が誰でなぜここにいるか分かりません。湖畔の男は自分を見ると車のキーを投げ捨て逃げてしまいます。

持っていた身分証からジャクリーンという名前を知り警察に保護され病院に行きますが、ドラッグ使用の疑いをかけられ逃げ出します。バディという男の力を借りて逃げ出し、手がかりのスキンズという店に行きます。

前の日にモーテルにいたことを知り、新たな手がかりを見つけますが謎は深まります。さらに、空挺部隊にいたことを示すタトゥーは偽物でした。バディの裏切りに逢い金を持ち逃げされ、ジャクリーンは途方にくれます。

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング』シーズン2エピソード1「人間」のネタバレあらすじ・伏線・ストーリー(詳細)

※ネタバレであらすじを紹介しています。未見の方はご注意ください。

記憶を失ったジャクリーン

田舎の湖にボートが一艘浮かんでいて、1人の黒人女性が眠っています。「ハロー?聞こえる?」と手に持った携帯から聞こえてきます。驚いて起きますが、うっかり携帯を湖に落としてしまいます。女は何が起きているのかわかりませんが、湖畔に1人の男が立ってこちらを見ているのが見えたので「助けて!」と大声で呼びかけます。しかし男は何かを投げ捨て逃げていきます。

ボートにはオールもありませんが、女は手で漕いで何とか湖畔へと辿り着きます。辺りはもう暗くなっていました。先程男が立っていたあたりに来ると、男が投げ捨てた車の電子キーが落ちています。女はそれを拾い上げます。息を切らしながら道に抜けると1台のバンが止まっています。先程の車のキーを操作しますが、車は反応しません。この車のキーではないようです。

女がとぼとぼと道を歩いていると後ろからパトカーがヘッドライトを照らしてやってきます。婦人警官が車を降りて懐中電灯を照らして近づいてきます。婦人警官は女に「大丈夫ですか?」と声をかけます。女は「男がやってくる」と答えます。婦人警官は何のことがわからず「誰が?」と尋ねますが、女は「分からない」と言います。婦人警官は「男に置き去りにされた?何かされましたか?」と聞きますが、女は「何が起きているの?」と何も分からない様子です。

婦人警官はドナと名乗りますが、女は自分の名前も答えられず、身分証も持っていません。ジャケットのポケットをあさると車のキーとレストランのナプキン、パンツのポケットからは身分証が出てきます。婦人警官はちょっと見せてといい、あなたの名前はジャクリーンと呟きます。退役軍人?と聞かれ「ええ、そうです」と返事します。婦人警官とジャクリーンは何か分かるかもしれないと病院に向います。

病院は緊急で、医師と他の患者が何か言い合っています。ジャクリーンのもとに1人の医師が来て「混乱していたとか?」と問診を始めます。「男といたようですが、頭を殴られた?」「分かりません」「住所は?生年月日は?」ジャクリーンは何も覚えていません。ジャクリーンは上着を脱ぎ、医師は聴診器でジャクリーンの呼吸を診ますが、その時ジャクリーンの左腕に「空挺部隊」のタトゥーがあるのを見つけます(伏線です)。

医師はジャクリーンの左腕の血管が黒ずんでいるのを見て、ため息をつき「正直に答えて。薬物を使用した?」と聞きます(注射器の使用を疑っています)。「薬なんて使ってないわ!」とジャクリーンは答えますが、医師はちょっと待っててと離れます。

隣の部屋から男、バディの声が聞こえます。「嘘でもいいから、医師を納得させなきゃだめだ」とカーテンが開きます。バディはジャクリーンに腕を見せてみろと言います。「そんなやり方ならバレるに決まってる。俺も昔はよくやってたから分かるんだ」「薬なんて使ってないわ」「だが医師と警官は信じないさ」医師と警官が話しているのが遠くに見えますが、注射器を使うジェスチャーをしています。

バディに「検査結果が出るまで拘束される。ヘロインが出たら逮捕だ」と言われ、ジャクリーンはジャケットを来て逃げ出します。医師と警官がやってきて空のベッドを見て慌てますが、ジャクリーンはすでに病院の出口を探し進んでいきます。

後ろをたびたび振り返りながら進みますが、出口がどちらか分かりません。警官の姿が廊下の先に見えたのでジャクリーンは適当にそばの部屋のドアを開けて入ります。中は教会です。1人の老女が何かを悔しそうに蹴ります。身内が亡くなって悲しいのでしょう。

ジャクリーンは外に出ます。後ろからクラクションが鳴ります。先程病院で隣りにいた男、バディです。鼻にチューブを挿して呼吸器を運んでいます。「乗るか?」と言われジャクリーンは自分が持っていたナプキンを見せます。「ここ知ってる?」男はナプキンに書かれた店の名前スキンズを見て知っていると答えます。ジャクリーンは連れてってと言いますが、今から?と男は答えますが、了承します。スキンズは少し遠いようです。道の横にはガイスト・グループのオーナーであるレナード・ガイストが農場にいる広告があります。「乗り越えろ」というメッセージが書かれています。

男は少し世間話をした後にジャクリーンのタトゥーについて言います。「女の軍人、空の死神か。空挺部隊だろ?」「たぶん」「俺はラリって牧場にいたことが・・・」「薬はやってないって。男が見えて逃げていった・・・」「俺は別に責めてる訳じゃない。その前に何か覚えてることは?」「小さな赤いタオルがあった、触れないけど」「特別な時用のタオル?」「そう特別な時用のもの」「妙だな」

ジャクリーンの記憶の手がかり

ジャクリーンとバディはスキンズというダイナーに到着します。カウンターでバディがジャクリーンに話します。「ひどい店になったな。昔はもっといい店だったのに」昔から知っている店のようです。「昔からスキンズっていう名前なの?」「そうだ、カルガリー出身の奴らが店を買って台無しにした」「奴ら?」「権力を持ったくそ野郎どもさ。欲しい物はどんな手段を使っても手に入れる」

ジャクリーンは店に見覚えがありません。家に泊めてやるよとバディが言ったところで、スキンズの店長カイルが席にやってきます。カイルはジャクリーンを見て「何か文句あるのか?また店に来るとは」と言います。ジャクリーンは自分を知っている事に驚き「いつ私は来たの?」カイルは答えず「この店で悪態をつくなよ」と言いますが、バディが下ネタでからかい口喧嘩になります。

ジャクリーンはテーブルを叩いて2人を止めて「私はいつ来たの?」と再度聞きます。カイルは「昨日さ。友だちと来ていてビールをこぼした。揉めてるから止めようとして・・・」「何の話をしてた?」「知るか自分に聞け」「覚えてないの」「そりゃそうだろうな。午後の間ずっと飲んでたからな」

ジャクリーンは名前を確かめようと「レシートの控えを見せてくれない?」とカイルに頼みます。一度は断られますが、バディが「彼女は退役軍人だ。敬意を示すべきだろ?」と言うと、「自分で探すなら」と許可してくれます。

大量のレシートをジャクリーンとバティは1枚1枚チェックしていきます。バディは相手が恋人なら痴話喧嘩だろ?と言いますが、ジャクリーンは違うわねと言います。ようやく見つけたレシートは、ビール6杯とバーボン4杯飲んでいて、料金は隣のモーテル214号室につけられていました。サインが読み取れませんが「A」から始まっているように見えます。「男に会わないと」と部屋へと行こうとするジャクリーンに、バディは危険かもと、いちおう武器(ハンマー)を持っていこうと言います(伏線です)。

214号室をノックしますが反応がありません。薬を部屋の中に忘れたと嘘をつき「中に父の薬があるの。開けてくれない?」とベッドメイクに頼みます。バディも精神が不安定になったフリをします。ジャクリーンは部屋を捜索しクローゼットの奥から「試験研究用(ガイスト)」と書かれた注射器、100ドル札の束、「アレックス・イースタン」名義のクレジットカード、1枚の写真を見つけました。

ジャクリーンは全部覚えがありませんが、バディは「とにかく名前は分かった」と言います。写真には、戦地に立つ4人の人間が映っていますが、クリスティーン以外の3人の男には顔にマジックでバツ印がつけられています。まるで3人を殺害したとでも言うような写真にバディは「ヤバくないか?何だこのバツ印の意味は・・・」と叫びます。

ジャクリーンは「ちょっと考えさせて」とバスルームに入ります。動揺して写真を見ているうちに、自分の腕のタトゥーにセロファンの切れ端を見つけます。タトゥーは本物でなくプリントだったのです。洗面所であらうとキレイに落ちてしまいます(伏線回収)。

ホテルの部屋ではバディが独り言で「バディ、どうする?」と100ドルの束を握りしめています。ジャクリーンがタトゥーの件をバディに言おうと部屋に戻ると、突然バディにハンマーで頭を殴られます(伏線回収)。「悪いが巻き込まれるのはゴメンだし、俺は金が必要だ」クリスティーンは頭の痛みに耐えながら「味方だと思ってたのに・・・」と言います。バディは札束から100ドル札1枚を返して「人間はクソだ」と吐き捨てて出ていきます。クリスティーンは部屋に1人残され呆然とします。

場面は変わり、ガイスト・グループの広告に出ていたレナード・ガイストが農場で何かの果実を採取しています。以前ガイストで製造されていた、記憶を喪失させる薬剤の原材料となる植物の果実です。

Amazonオリジナルドラマ『ホームカミング』シーズン2エピソード1「人間」の感想・評価・解説

2020年5月22日に配信開始となった『ホームカミング』シーズン2。シーズン1で主役を務めたジュリア・ロバーツは、今回は出演しないことになりました(引き続き製作総指揮として作品には携わります)。シーズン1は、失った記憶を探るサスペンス・ヒューマンドラマが繰り広げられましたが、シーズン2も「失った記憶を探る」という意味では同じで、ガイスト社やそこで働く人々など、シーズン1の設定を引き継ぎ物語が展開していきます。

ストーリーは、湖の上のボートの上で黒人女性が目覚めるところから始まります。慌てて携帯を落としてしまい、記憶は失われていき手がかりはほとんどありません。少ない手がかりとして、所持していた「ジャクリーン名の退役軍人の身分証」「スキンズと書かれたダイナーのナプキン」「湖畔から女を見ていて逃げた男が落とした車の電子キー」、さらに「空挺部隊を意味するタトゥー」「左腕の注射痕」があります。これらを元に自分は何者なのか、そしてなぜ記憶を失っているかを探っていくお話です。

本エピソードでは、まず「スキンズと書かれたダイナーのナプキン」から自分を見たカイルを探し当て、そこから向かったモーテルで新たな手がかりを見つけます。「ガイストの名前の入った注射器」「アレックス・イースタン名のクレジットカード」「100ドル札の束」「戦地にいる自分の写真」です。

まあバディに100ドル札を盗まれたのは謎解きという意味では大勢に影響はなさそうですが、いきなり携帯を落として最大の手がかりを失い、記憶を失っていることに気づいたら謎の男が逃げ出すという展開で、一気に物語に引き込まれていくのはさすがですね。こうした連続ドラマとしてはまずこの作品を見続けるかどうかを最初のエピソード、それも5分や10分で決める場合が多いと思うのでよい導入だったと思います。

一方で謎に近づく手がかりが多すぎる上、ちょっと展開が早すぎるような気もしました。シーズン1では少しずつ謎が解き明かされていき、登場人物もこれからどうしようと途方にくれる事が多かったのに比べると、次々とやるべきことが示されるのはテンポがいいのは確かですがちょっとサスペンスとしては物足りなさもあります。まあこれからの展開が楽しみなのは間違いないですが。

主人公を演じるのはジャネール・モネイ。最近は映画やドラマにも出演していますが、元々はミュージシャン出身です。アップロードのアンディ・アローやザイナブ・ジョンソン(こちらはコメディアン出身)など、こういうもともと俳優でない芸能人が主役や重要な役を務めるパターンが、アメリカのTVドラマには日本よりも多いような気がします。エンターテインメントの中での垣根が低いんでしょうか?

エピソードタイトルの「人間」は、ラストでジャクリーンを襲ったバディの捨て台詞「人間はクズだ」から来ていると思いますが、これは英語ではタイトルと同じpeopleです。その前のダイナーでの会話で、バディが憎んでいる「奴ら」も同じpeopleでした。そう考えるとバディのセリフには「(俺も含めて奴らと同じように)人間はクズだ」と言っていると思うので、邦題としては「人間はクズ」とか「腐った奴ら」とかの方がいいかなと思いました。この作品でもそうなのですが、統一感を出そうとしてるのか、あえてエピソードの邦題を漢字2文字にするとかよく見られるのですが、原題見ると全然そんなこと関係ない事が多くて、意味ない工夫だと思いますね。

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